「津和地(つわじ)」ってどんな島? 島を知らない人にも5分で分かる6つの疑問
こんにちは。津和地 島だよりの福島です。
あなたは瀬戸内海に浮かぶ小さな島、津和地(つわじ)を知っていますか?
実は私たちの島は、地元愛媛では「玉ねぎ島」と言われるくらい玉ねぎ栽培がさかん。
また玉ねぎ以外にも「はるみみかん」や「カラマンダリン」といった柑橘(かんきつ)も、たいへん甘いと評判なんです。
数年前からメディアで津和地を取り上げてくださる方も多くなってきて、今、津和地の玉ねぎは「高級ブランド玉ねぎ」として、市場でも高値で取引されています。
たくさんのメディアに取り上げていただいている津和地島
宮川大輔さんや佐藤栞里さんが津和地で玉ねぎを丸かじり!
日本テレビの「満天★青空レストラン」では、今バラエティ番組に引っ張りだこの宮川大輔(みやがわ・だいすけ)さん、モデルの佐藤栞里(さとう・しおり)さんが津和地島を訪れ、畑に入って、収穫したばかりの生玉ねぎを堪能されました。
さらに日本全国の美味しい食について紹介する雑誌「DANCYU」でも表紙を飾り、巻頭15ページにわたり特集記事で紹介。
玉ねぎを使ったレシピや、津和地の様子を、ふんだんな写真と文章で紹介していただきました。
ジミー大西さんの昼めし旅でも津和地が特集
また、芸術的な絵を描かれながらも親しみやすいキャラクターで大変人気のあるジミー大西さんも、津和地を訪れ、収穫体験をされたり、私たちがふだん食べている玉ねぎ料理を楽しんでいかれました。
でも、なぜこんなに今、津和地がメディアで取り上げられているんでしょうか?
そもそも、津和地って一体、どこにあるのでしょうか……?
そんな、私たちがお客様や、外の方からよく聞かれることについてご説明します。
「津和地(つわじ)」ってどんな島?
6つの疑問にお答えします。
Q1.津和地っていったいどこにあるの?
Q2.なぜ今、津和地はメディアで話題になっているの?
Q3.そんなに甘いブランド玉ねぎなのに、どうして全国に通販されてこなかったの?
Q4.津和地の人たちは玉ねぎだけで生計を立てているの?
Q5.周囲12㎞しかない小さな島なのに、全国に届けられるほどの農産物の収穫が可能なのはなぜ?
Q6.津和地の島民は、70、80代のお年寄りばかりなのに、病院が島になくても元気なのはなぜ!?
Q1.津和地っていったいどこにあるの?
A1⇒愛媛県松山市からフェリーで二時間。山口県・広島県・愛媛県の県境にあります。
津和地島は「愛媛県松山市」に属する周囲12㎞(面積わずか2.86km²)の小さな島です。瀬戸内海国立公園に指定されています。
江戸時代、瀬戸内海の航路を通って参勤交代に向かっていく大名たちの潮待ちの港として利用され、松山藩のお茶屋がおかれていました。(潮待ちとは、船旅によい風が吹くまで、停泊することです。)
今は当時のお茶屋の跡が残っています。
写真は津和地島の港を囲む集落です。ほとんどここに、島の全住人が暮らしていることになります。
津和地島についての記事
⇒残念ながら、山陽側からは船が出ていません。愛媛県松山市から乗っていただくことになります。津和地へお越しいただくのは手間もかかるのですが、その分、日本ではもうあまり残っていないような貴重な体験をしていただくことができます。
Q2.なぜ今、津和地はメディアで話題になっているの?
A2⇒これまで気付かれていなかった津和地新玉ねぎの抜群の美味しさと、秘境ともいえる小さな島の面白さが、メディア関係者の間で話題に。次々に取材の申し込みをいただけるようになりました。
松山からフェリーに乗って2時間。津和地は忽那諸島(くつなしょとう)の中でも、もっとも四国から遠い島です。
行き来することにも時間のかかり、人との交流も少ない島でしたから、津和地には古くからあった独自の文化や、古い建物が残されたまま、今の時代を迎えています。
上の写真は、島唯一の集落の裏通りです。
いかがですか? まるで時間の止まったような、昭和の古きよき時代がそのまま残ったような、そんな雰囲気が漂っていませんか?
玉ねぎの時期には、70、80代のお年寄りが、すべて手作業で玉ねぎを収穫し、道の上に座って出荷できるように作業をしているのを見ていただくことができます。
収穫された玉ねぎを、島を訪れた有名人のみなさんは生で食べ、「甘いですね!」と絶賛して帰っていかれます。こんな島の雰囲気と農産物の美味しさを、多くの方に話題にしていただけて、私たちもたいへんうれしく思います。
津和地島のメディア紹介についての記事
⇒津和地のメディア紹介をページにまとめています。どなたも津和地の農産物を絶賛して帰ってくださるのが、とても嬉しいです。テレビでご紹介いただいた動画の一部や、津和地の航空映像も見られますよ(^^)
Q3.そんなに甘いブランド玉ねぎなのに、どうして全国に通販されてこなかったの?
A3⇒インターネットのできる島民がほとんどいなかったからです。
これまでテレビを見た多くの方から、「どうして津和地の玉ねぎは通販していないの?」「もったいない。気軽に食べられるようになったらいいのに」とお問合せをいただいてきました。でも、なかなかこのようなホームページを立ち上げて、販売を始めることができませんでした。
津和地島は、病院がないほどの小さな島です。インターネット回線も、なんとか通っている程度で、決して速くはありません。島はインターネットに不慣れな人ばかりです。
でも、多くの方から販売開始を待ち望んでいただいていたことや、もっともっと津和地をアピールして、元気や感動をお届けしたいという気持ちから、若い世代(それでも40、50代以上になりますが)が中心となってインターネットを学び、このたびようやく、通販サイトをオープンすることができました。
津和地の新玉ねぎについての紹介ページや記事
⇒津和地新玉ねぎの通販ページから、商品をご注文いただくことができるようになります。
Q4.津和地の人たちは玉ねぎだけで生計を立てているの?
A4⇒いいえ、年間通して豊富な海産物や、かんきつ類も出荷しています。
新玉ねぎを収穫・発送しているのは、1~3月の限られた期間のみ。たった3か月間しか島で仕事をせず、他の期間は何もしていないのかというと、違います。
津和地は戦後に新玉ねぎを植えるまでは、もともと柑橘(かんきつ)の島だったんです。島独特の、年間通してあたたかく、湿度と気温のバランスのよい地中海性気候では、甘くて美味しい柑橘がたいへんよく育ちます。
ですから、柑橘を育てている農家もたくさんいます。津和地では、「はるみみかん」や「せとか」「甘平」など、なかなか全国には出回らないような希少なブランド品種も多く栽培しています。
また、島民のほとんどは農家であり、漁師でもあります。海に出て魚を獲り、さばくのもお手の物。
津和地の柑橘(かんきつ)や海産物も、季節に合わせて津和地島だより通販サイトでご注文いただけるようになりますので、楽しみにお待ちくださいね。
津和地かんきつや海産物についての記事
・津和地かんきつ
⇒現在、津和地のみかんをご注文いただける紹介ページの準備中!
Q5.津和地は周囲12㎞しかない小さな島なのに、全国に届けられるほどの農産物の収穫が可能なのはなぜ?
A5⇒島にはほとんど平野がないので、急斜面に「段々畑」を作って栽培しています。
津和地は、面積が2.86km²しかない、とても小さな島です。平野部も、猫の額(ひたい)ほどしかありません。そんな中で、全国のお客様へお届けできるほどの玉ねぎや柑橘(かんきつ)を出荷するのは、とても難しいことです。
そこで私たちは昔から、急斜面を畑に変えて、農産物を育ててきました。こうすることで、より太陽の光をしっかり浴びせることもでき、美味しい農産物を作れるようになったんです。
でも……写真を見ていただくと分かると思いますが、相当の角度で、大人でもやっと登れるくらいです。この崖(がけ)のような段々畑を、毎日、70、80代のお年寄りが登っていくんです。なかなかすごいと思いませんか?
津和地島独特の栽培方法や、栽培風景についての記事
・津和地玉ねぎの乾燥方法
⇒これ、無造作に転がしているのではありません。あえて海風の当たる防波堤に並べることで、玉ねぎの甘味をさらに増しているんです。このこだわりについては、津和地の新玉ねぎのご紹介ページにて、詳しくまとめています。
Q6.津和地の島民は、70、80代のお年寄りばかりなのに、病院が島になくても元気なのはなぜ!?
A6⇒楽しくお酒を飲んで、美味しいものを食べて、楽しく毎日働いているから……かもしれません。
津和地島には、笑顔が絶えません。島民は高齢者が年々増えていきますが、それでも元気いっぱい。毎年の祭りも、農作業も、全力で楽しみます。
夜になると、大好きなお酒で乾杯! 家族だけでなく、島民同士で集まって、笑いながら飲んでいることもしばしば。自分たちが獲ってきた新鮮な魚介と、津和地の生玉ねぎをつまみに食べれば、それだけで笑みもこぼれます。
こんな自慢の島に、あなたも一度、「おばあちゃんの家に遊びに行く」ような感覚で、遊びにいらしてみませんか? きっと時間を忘れて、のんびり、楽しい時間が過ごせるはずですよ(^^)
津和地の人たちについての記事
・津和地の人たちは元気いっぱい!
⇒毎日楽しく働いている様子を、ブログ記事などでこれからたくさんご紹介していきます。
あなたも一度、「津和地の新玉ねぎ」を体験してみませんか?
メディアで話題沸騰、マツコ・デラックスさんや宮川大輔さん、ジミー大西さんなど、有名な方々から次々に絶賛の声をいただいているにも関わらず、全国にスーパーにはほとんど並ぶことのない希少な玉ねぎ。
生でも甘く、火を通すとじゅわとろ濃厚ゼリーに変わる「津和地の新玉ねぎ」を、あなたも体験してみませんか? 玉ねぎの常識が変わった人、続出中です。